国立新美術館で開催されている、”ルーブル美術館展 美の宮殿の子供たち ”を見てきました。
展覧会概要
「美術のなかの子ども」をテーマに、ルーヴル美術館の7つの部門(古代エジプト美術、古代オリエント美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画)から、名品約200点が一堂に会します。
ルーヴルが所蔵する唯一の子どものミイラから、古代ギリシャの優美な彫刻、古代オリエントのかわいらしい玩具、ティツィアーノやシャルダンの絵画、ルーベンスらの素描まで、時代・地域・分野を横断するさまざまな美術作品を通じて、子どもとそれを取り巻く世界がどのように表現されてきたかをたどります。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》
1517年頃 油彩、カンヴァス
©RMN /René-Gabriel Ojéda/distributed by DNPartcom
概要にも書いてありますが、テーマが子供・家族・教育という内容でした。
過去のブログ”人類は前進しているのか? ”でも述べましたが、エジプトの記憶・記録を残す高度な技術に大変感銘を受けており、よっぽど21世紀の我々よりも進化していたと思っています。今回、人体を5000年も遺しているミイラ、パピルス、石に彫られたエジプトの文字を見て、改めて保存技術の高さを魅せられました。彼らの太陽信仰(沈んでもまた上がってくるので復活の象徴だったらしい)は、未来に復活するときに人体が残っていないと復活できないということでミイラ化する技術を身につけたわけですが、その強い信仰が結局は5000年もの間、人体を遺すことに成功しています。ツタンカーメンの髪の毛も残っていますし、DNAも採取できていますし、血液型もわかっています。DNAで仮にクローン人間を作れる技術が将来できてしまったら本当に”人体”としては復活してしまうわけで、あながち彼らの信仰は間違っていなかったとも言えます。
今回のルーブル展では、子供のミイラが展示されていました。もちろん当時の人々全員がミイラ化されていないので、おそらく王族?の子供かと思いますが、子供が何らかの病気で亡くなったときに、復活を祈って遺したのだろうなぁと5000年後のしかも東の果ての国の人間(私)が見ている感覚が不思議でした。
エジプト系以外にも、”教育”のコーナーがおもしろかったです。紀元前や紀元後(早いころ)の子供のおもちゃが数多く展示されていました。2000年以上前のものもありましたが、”車のおもちゃ”(現代でいうミニカー的な車輪付きのおもちゃ)が多かったことに興味を持ちました。積み木みたいなものは、ばらばらになってしまうと発見しづらいと思うので、こういった車輪のついたものはおもちゃと判定しやすい理由から残っているのかもしれませんが、現代と変わらず”車”は当時の子供にも受けたのでしょうね。
絵画、彫刻などの美術面では評価できないですが、こういった展示会で過去の技術などを見るのは本当におもしろいです。私もエンジニアとして何千年も変わらないすてきなものを作ってみたいものです。
日本の新しい宇宙飛行士(候補)が2名決定したようです。
プレスリリースJAXA
以前、このブログで私も挑戦すると宣言しましたが、その後、かなーり、悩みまして申請しませんでした。(まあ、申請してもまず受からなかったと思うけどさ)
理由はたくさんあり、政治的な側面もあることから、ここでは書けませんが、結果として今回お二人が選ばれたのは良かったと思います。知人が、最終選考まで残っていたのでその人に是非受かって頂きたかったのですが、今回はパイロット経験者みたいな見えない力が働いたのかもしれませんね。今まで科学者系が多かったので、それもおもしろいかも知れません。この機に日本も有人宇宙計画を進めてもらえば良いのですが。
Virgin Galactic など、もう民間・個人の宇宙旅行はまもなくです。皆さん、生きている間に行けますよ。お金を貯めておきましょう。
我々宇宙関係で働いている人々、宇宙好きの人々に好きな映画は?という愚問をしてはいけません。それは答えがかなりの確率で一致するからです。その映画は、ロンハワード監督の”アポロ13”です。少なくとも私の出身のラボでは、ほとんどの人がDVDを所有していました。内容も大変忠実で、宇宙工学・技術的に他のヘボ映画とは違いしっかり扱っており、何しろアポロ13号という”未曾有”の出来事を大変すばらしい脚本で表現したすばらしい映画です。そのハワード監督が昨年に、アポロの宇宙飛行士達を実際に出演させたアポロ計画のドキュメンタリー映画を作りました。その映画が”IN THE SHADOW OF THE MOON “です(邦題:The Moon)。
日本のサイト:http://themoon.asmik-ace.co.jp/
海外のサイト:http://www.intheshadowofthemoon.com/
予告編を見る限り、これは見ざるを得ないですね。
公開は2009年1月16日からです。興味のある人、”何度でも”行きますのでご連絡を(笑
この映画でまた人生を奮い起こしてくれそうです。米国ではDVDが既に発売されていますが、これはやはり劇場で見てからにします。
以下に有名なケネディの演説を貼っておきます。月に人類が向かうのは、簡単だから行くわけではありません。難しいから行くのです。
こんな素敵なトップが居るとやる気がでますね。経済効果のない今の日本の政策を見ているととても萎えてきます。
月の観測をしているJAXAのかぐやですが、この度アポロ15号が着陸した地点を観測し、その形跡を発見したようです。
JAXAプレスリリース:JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」の地形カメラによるアポロ15号の噴射跡の確認について
めちゃめちゃおもしろいので是非お読みください。
宇宙関係の仕事をしているとよく聞かれるのが、”アポロは本当に月にいっているの?”という質問です。今のスペースシャトル、宇宙ステーションの技術を考えると、あの時代に月に行くくらいの技術があっても技術の進歩という意味では極めて自然で、行っている(と思う)と回答していたのですが、今回はそこにもう一つ証拠を加えられそうですね。
ただ、一部ではかぐやも月に行っていないという論議があるようですね(笑
かく言う私も、かぐやのハイヴィジョン映像を見たときにあまりに映像が綺麗すぎてCGっぽいと思ったのは事実です。アポロ時代のアナログ+ノイズたっぷりの映像を見過ぎてしまい、あのノイズ感が”遠さ”を感じさせたのですが、フルハイヴィジョンの解像度で、しかも月面のど真ん中から地球が上がってくるのは、あまりに環境が整いすぎていてリアル感に欠け、そう思ったのでした。実は私の宇宙関係の知人たちも同じような感想を持って居る方が多いようでした(笑) 世界中の情報が瞬時に得られるこの時代に、あらゆる情報にリアル感を持たせるのはとても難しいと思っています。カメラを始め解像度アップが製品開発の主軸となっていますが、逆に解像度が高すぎてリアル感を感じなかったのは滑稽なことでした。
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