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ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち@国立新美術館

2009 年 4 月 13 日 コメント 2 件

国立新美術館で開催されている、”ルーブル美術館展 美の宮殿の子供たち”を見てきました。

展覧会概要
 
「美術のなかの子ども」をテーマに、ルーヴル美術館の7つの部門(古代エジプト美術、古代オリエント美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画)から、名品約200点が一堂に会します。
ルーヴルが所蔵する唯一の子どものミイラから、古代ギリシャの優美な彫刻、古代オリエントのかわいらしい玩具、ティツィアーノやシャルダンの絵画、ルーベンスらの素描まで、時代・地域・分野を横断するさまざまな美術作品を通じて、子どもとそれを取り巻く世界がどのように表現されてきたかをたどります。

louvre.jpg
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》
1517年頃 油彩、カンヴァス
©RMN /René-Gabriel Ojéda/distributed by DNPartcom

概要にも書いてありますが、テーマが子供・家族・教育という内容でした。
過去のブログ”人類は前進しているのか?”でも述べましたが、エジプトの記憶・記録を残す高度な技術に大変感銘を受けており、よっぽど21世紀の我々よりも進化していたと思っています。今回、人体を5000年も遺しているミイラ、パピルス、石に彫られたエジプトの文字を見て、改めて保存技術の高さを魅せられました。彼らの太陽信仰(沈んでもまた上がってくるので復活の象徴だったらしい)は、未来に復活するときに人体が残っていないと復活できないということでミイラ化する技術を身につけたわけですが、その強い信仰が結局は5000年もの間、人体を遺すことに成功しています。ツタンカーメンの髪の毛も残っていますし、DNAも採取できていますし、血液型もわかっています。DNAで仮にクローン人間を作れる技術が将来できてしまったら本当に”人体”としては復活してしまうわけで、あながち彼らの信仰は間違っていなかったとも言えます。

今回のルーブル展では、子供のミイラが展示されていました。もちろん当時の人々全員がミイラ化されていないので、おそらく王族?の子供かと思いますが、子供が何らかの病気で亡くなったときに、復活を祈って遺したのだろうなぁと5000年後のしかも東の果ての国の人間(私)が見ている感覚が不思議でした。

エジプト系以外にも、”教育”のコーナーがおもしろかったです。紀元前や紀元後(早いころ)の子供のおもちゃが数多く展示されていました。2000年以上前のものもありましたが、”車のおもちゃ”(現代でいうミニカー的な車輪付きのおもちゃ)が多かったことに興味を持ちました。積み木みたいなものは、ばらばらになってしまうと発見しづらいと思うので、こういった車輪のついたものはおもちゃと判定しやすい理由から残っているのかもしれませんが、現代と変わらず”車”は当時の子供にも受けたのでしょうね。

絵画、彫刻などの美術面では評価できないですが、こういった展示会で過去の技術などを見るのは本当におもしろいです。私もエンジニアとして何千年も変わらないすてきなものを作ってみたいものです。

TBS「世界遺産」と「THE世界遺産」について

2008 年 12 月 8 日 コメント 4 件

TBSの長寿番組「世界遺産 : The World Heritage」が、今年の4月からリニューアルし、「THE 世界遺産」に変わりました。

旧番組「世界遺産:The World Heritage」のホームページ

新番組「THE 世界遺産」のホームページ

私はこのTBS世界遺産が大好きで、毎週Blu-rayに録画しており、家で仕事をしている時、ご飯を食べている時などかなりの確率でその映像を流しています。
その名の通り、ユネスコの世界遺産を紹介する番組で、TBSとソニー監修で製作されている素晴らしいクオリティの番組でした。その番組が放送開始から10年近く経過した今年3月に1つの区切りを迎え、4月から「THE 世界遺産」としてリニューアルスタートしたのです。そのリニューアルから半年経ちましたが、どうしても新番組「THE 世界遺産」に馴染めません。その不満と、視聴者の中で起こっている不思議な現象について紹介したいと思います。

新番組で不満なものを列挙してみます。

1)テーマ曲:これは新テーマ曲が悪いわけではありません。綺麗な曲、演奏だと思います。これは単純に旧番組のテーマ曲が印象的すぎて、個人的に好き過ぎることに尽きると思います。”Sony Presents”の後にギターでテーマ曲が入った時点で全身金縛りだったのが、今は全くありません。むしろ”Sony Presents”が同じだけに、つい体が構えてしまい、新番組のテーマが流れると肩すかしを食らった感じです。

2)番組のタイトル映像:世界で極めて有名な世界遺産群(ピラミッド、チチュンイッツァ、マチュピチュなど)をアニメ風のタッチの映像と新テーマ曲で流れるわけですが、これが何とも安っぽくて旧番組の荘厳さのかけらもありません。チープ感丸出しで力が抜けます。

3)THE世界遺産のフォント(自体)。何ですかあのフォントは。日本語WindowsのMSゴシックに迫る最低のフォントです。何であのフォントを選択したのか理解に苦しみます。

4)ナレーター・声のトーン。旧番組は素晴らしい世界遺産を最低限の説明で静かにゆっくりと説明していました。中村勘太郎さんなどの声も含め、本当に静かな雰囲気で、ゆったりと紅茶でも飲みながら見られたのですが、新番組はしゃべりまくりです。番組中ずっと解説していて音声を消したくなります。日本の”間”の心とでもいうのでしょうか。しゃべらない美しさ、行間を読む感覚みたいな、とにかく綺麗な映像からその素晴らしい世界遺産を感じることができた旧番組に比べ、新番組はウザいほどしゃべりすぎです。解説されて多くの解説付きで見るより、人類・自然が作り上げたすばらしい世界遺産を自分の感性で感じることができた点が旧番組の素晴らしさでした。

こうやって不満を書き上げ、客観的に見てみると、”単純に旧番組が個人的に好きだっただけじゃないか”と思いました。実際にそうだと思います。
新番組から見始めている方は、全く理解できないと思います。しかしこの感覚は私だけではありませんでした。新番組のTHE 世界遺産の公式サイトにある掲示板および、某巨大掲示板(2ちゃんだけど・・)で、全く同じ事が圧倒的に書き込まれています。もう何百というコメントが書き込まれており、

・旧番組のスタイルに戻せ
・フォント・自体が悪い(本当にこれを言っている人が他にもいました)
・ナレーターがしゃべりすぎ

という内容が書き込まれています。ここまで来ると旧番組は視聴者が勝手に思っている宗教みたいなものですね。
もう、”新番組がダメなのはわかったから、旧番組を再放送しろ”の大合唱になっています(笑)

TBSの演出サイドとしては、子供に見せたい番組として常に上位を位置しているこの番組を、深夜から夕方6時の時間帯に移動し、10年もやっていてメジャーな世界遺産はとっくに放送し終え、超マイナーな世界遺産しか放送できなくなっていた旧番組に区切りをつけ、新番組としてピラミッドなどのメジャーどころを撮影・放送しなおすという意図があったようです。しかし、もう旧番組に私と同じように取り付かれたようなフリークがおり、新番組の腑抜けっぷりに憤慨しているのです。TBS側としては、旧番組に宗教とも言えるような熱い視聴者達が居たことに驚いているのではないでしょうか。

私としては、新番組はとりあえず見ますが、全く見る気合いが入らないので、その他大勢と同じく、旧番組のハイヴィジョン放送が始まった頃からBS-iあたりで放送することを望んでおり、新サイトの掲示板に既に書き込みました(笑

旧世界遺産は、BDレコーダーを発売日に買って、それ以降の放送は全てブルーレイに録画してあります。
つまり1年少し期間しか旧番組は録画していませんが、その中で極めて素晴らしい回がありました。

ガウディの作品群の回でした。

20081206_tbsheritage.jpg

もう、大変な素晴らしい番組でした。ガウディが大好きなこと、上で述べた旧番組の素晴らしい演出、2週間に渡る特別な扱い、全てにおいて素晴らしい番組でした。
興味のある方は遊びに来てもらえれば、素敵な音響と紅茶付きでご覧頂けます。

宇宙ステーションからの視点をGoogle Earth上に再現

2007 年 12 月 13 日 コメント 6 件

先日公開した”呼べる地球”に引き続き、”宇宙ステーションのからの視点”ソフトを開発しました。呼べる地球で利用したGoogle Earthを外部アプリケーションからコントロールできる機能(Google Earth COM API)は、文字列検索による位置の移動だけでなく、視点を直接指定することもでき、たとえば東経X度、北緯Y度、高度Zkmといった指定が可能です。そこで、宇宙ステーションの現在の位置を計算し、その値を随時入力してみたところ、Google Earth上でも割と面白く見えたため、今回公開に至ったわけです。前回と同様に動作している様子を動画で撮影していますので、興味があればご覧ください。


(音声による解説付き)

人工衛星が地球を回っている道を軌道と呼びます。その軌道を計算することを軌道計算と呼びます。今回開発したソフトはその軌道計算を行い、現在宇宙ステーションがどこにいるかを算出しています。その算出結果(経度・緯度・高度)をGoogle Earth上に随時投げ込むことにより、宇宙ステーションからの視点を実現できるという仕組みです。初期状態では地表に向かって真下の視点となっていますが、距離・チルト・方位角の指定により様々な方向を見ることができます。

宇宙ステーションは、人工衛星の1つですから、第一宇宙速度という速度を持って地球を回っています。その速度は時速28000kmというモーレツな速度で、地球を1時間半で1周してしまいます。今回のソフトでも視点がその速度で移動していくわけですが、地球規模で考えると時速28000kmというスピードはとても心地よく、ゆっくりと地球が流れている様子はとても癒されます。

使い方

1)Google Earthのインストール(最新版4.2以降を使ってください。旧ヴァージョン4.0あたりでは動かなかったことを確認しています)
2)Google Earthは”起動しない”:開発したソフトから起動するのでGoogle Earthは事前に起動しないでください。
3)開発したソフトのダウンロード(ZIP圧縮済み)
4)開発したソフトの実行
・”Get Latest ISS TLE via Internet”ボタンを押してインターネット経由で最新の軌道情報を取得する(*軌道計算をするためには、その計算の種となる最新の軌道情報が必要になります)
・問題なく取得できたら、”TLE Set”ボタンを押して軌道情報を更新する。
・”Azimuth & Elevation Set”ボタンを押して、Google Earthを起動する。
・何回か”Azimuth & Elevation Set”ボタンを押して宇宙ステーションの軌道にGoogle Earthの視点が動くか確認する。
・”Continuous Control”ボタンを押して、随時軌道計算結果をGoogle Earthに送信するモードにする(これで宇宙ステーションと同じ軌道に追尾するようになります)
・Distance, Tilt, View Azimuthのスライダーバーを変えて視点を変える

以上です。

Tiltを変えると地球の縁が見えたりして結構綺麗です。宇宙ステーションからの視点を是非ご覧ください。全画面表示にしてほっておいても癒し系のスクリーンセーバーとなりますよ!

ロールプレイングゲームに対する新提案(Public Experiential Point)

2007 年 12 月 12 日 コメント 10 件

職場から駅まで歩く間に小さな公園があります。その公園には鉄棒、滑り台、砂場という典型的な遊具が揃っているわけですが、そこに来ている子供達は、鉄棒でも砂場でも遊んでいません。公園に集まって、NINTENDO DSをやっています。おそらくアドホックモードの無線LANを使った対戦ケームなどをしているものと思われます。この現状は今の日本の時代を表しているとは思いますが、日本以外の先進国でも見られる現象かもしれません。私もPlayStation3、NINTENDO DS Liteを持っているため、ゲームを全て否定しているわけではありませんが、今回のエントリーでは、このゲームに関して、とくにロールプレイングゲームに対する新しい提案をしてみたいと考えています。

ドラクエ(ドラゴンクエスト)シリーズに代表される、ロールプレイングゲーム(Role Playing Game)は、その名の通り勇者、魔法使いなどのRole(役)を演じて(Playing)旅をするなどのゲームですが、多くのゲームの場合、途中で”レヴェルアップ” (Level upping)という過程を伴います。何らかの悪役を倒すゲームの場合、その悪役や悪役の住む城にたどり着くまでに自身を鍛えていかないと太刀打ちできないという構図です。このレヴェルアップは、多くの敵と戦うことにより経験値という値を上げ、一定の経験値が貯まるとレヴェルが上がるという仕組みが多いようです。現実に照らし合わせて考えても多くの経験により鍛えられていくというのはある程度理解はできますが、問題はそのレヴェルアップという過程に時間が掛かりすぎるという点です。非常に単純な作業を繰り返し最後の敵を倒すために、世界中の子供達(大人も含め)が人生の大切な時間を削って仮想的な経験値上昇に邁進しています。もちろんそれはゲームをクリアするためというモチベーションの元にその単純な作業を行っているわけですが、この時間を何とかその人の人生向上へ、また人類全体として前進するものにしたいと考えています。

同じような経験を私もしたことがあります。某レースゲームがありまして、そのレースゲームは、基本的には32回のレースを勝ち進めば良いのですが、車の選択やコースの逆周などを組み合わせると全部で320回のレースがあり、その320回のレースに全て勝つと特別な車が貰えるというものでした。もちろん挑戦しませんでしたが、このようなゲームのシナリオにある種の怒りを覚えたわけです。ゲームを作る側は、少し条件を変えただけで320通りのレースゲームを実現することは容易ですが、ユーザー側はそれに踊らされて320回も走らないと特別車を得ることができないというシナリオがユーザーを馬鹿にし過ぎていると思ったわけです。レースをクリアしたか、まだしていないかというデータはメモリのどこかに保存されているわけですが、その勝敗を記録するたった1ビットを上げるために人類の貴重な時間を費やすわけです。ロールプレイングゲームも一緒です、経験値やレヴェルといった値を保持するメモリの1ビットの為に一番頭の柔らかい時期の大切な時間を膨大に費やさなければならないのです。

そこで、”一般公的な経験値”(Public Experimential Point)の提案です。ロールプレイングゲームで様々な謎解きや最後の敵を倒すという過程は否定しませんが、あのレヴェルアップという過程は時間の浪費・頭を使わないという点で肯定できません。そこで、レヴェルアップの過程はゲームではなく、実生活での作業・勉強・行動などを経験値として換算し、それをゲームに反映させるというものです。たとえば学校の宿題、外でのサッカー、読書、砂場での立体構造物想像、夕飯作りの手伝いなど何でも良いので個人の向上および、人類が1ミリでも前進する行動を何とか汎用な経験値として算出しゲーム内の経験値として反映させるのです。

子供は親が言わなくてもゲームはやります。このモチベーションは、はやくゲームをクリアしたいというモチベーションかもしれません。つまりロールプレイングゲームでは最後の敵を早く倒したいというモチベーションかもしれません。その最終ゴールのモチベーションを実現するために必要なレヴェルアップという過程を実生活で”経験”してもらいたいのです。1時間宿題をしたらレベルアップ、そんなものでも良いかもしれません。とにかく、世界規模で発生している頭を使わず単純作業で時間ばかり掛かるレヴェルアップの時間を何とか削減し、宇宙開闢の謎や環境問題など最高のインテリジェンスが求められる分野につながるように使ってほしいのです。

宿題などに限定せず、ボランティアでも、ジョギングでも何でも良いという意味と、そのポイントを、一つのゲームではなく、同じように単純無駄で長時間を伴うゲームなどに使えるという意味で、”一般公的な経験値”と名付けましたが、やはりそのあらゆる作業・行動を1)どのように数値化するかと、それを2)誰が認定するかという点に課題があります。私は、1)に関しては単純に時間で良いのかなと思っています。ゲームの中で1時間レヴェルアップの時間が伴うなら1時間宿題なり、ジョギングをするのがまず基準の評価で良いのかなと思っています。2)誰が認定するかは、まず親を中心にすべきだと考えています。モンスターペアレントに代表されるように明らかに教育を他力本願で考えている親が多いようですが、先生の前にまず親が教えることは多いはずです。少なくとも子供の教科書を年度初期に一回でも読んでどんなことを学校で学んでいるか把握している親がどのくらいいるでしょうか?おそらく何もせずに経験ポイントだけ与えるような甘い親も出てくるでしょうが、それは現状の放置親教育と変わらないので、前進はしませんが後進もしません。ただ親としては、”この宿題をやったら経験値あげる”ではなく、子供の方から”この宿題をするから、この手伝いをするから、この遊びをしてくるから経験値を認定して”と、どのような経験をするのか、またそれによって何を得るのかを子供たちに考えさせるようにしたいものです。日本の教育は受動的なものが多く、自ら考えるのは夏休み研究くらいしかありません。最近は、夏休み研究代行ビジネスまである末期状態なので、能動的に考えさせる仕組みを与えないと本当に将来は真っ暗です。

最新のロールプレイングゲームは、良く出来ていてレベルアップの過程でも極めて高度な頭を使うようなものかもしれません。ゲーム内で経験値をためることによって、ブラックホールの謎が解け、100mを8秒で走れ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番が弾けるようになるなら全く否定しませんが、現状はなかなか難しいと思いますので、何か個人が向上する、そして人類として前進することをやってゲーム内に反映してほしいものです。漢字検定や英単語を覚えるゲームがあるようですが、それでも良いかと思います。レベルアップの過程になったらゲームを切り替えて単語を100個覚え、そのポイントをレベルアップに反映させても良いかもしれません。それも同じゲーム会社の製品じゃないと無効とかではなく、汎用で一般的な概念を提案したいのです。ドラクエシリーズとFF(ファイナル・ファンタジー)シリーズは累計で1億2000万本位売れているそうです。1本あたり約48時間のレベルアップ過程があるとすると、寿命が80年の人が約10000人になります。100%無駄とは言いませんが、10000人の人生がレベルアップではなく何か素敵な”経験”を積んだら少し世の中が変わったかもしれません。ドラクエのような社会的に影響のあるソフトウェアのオプション機能として試験導入などしてくれれば嬉しいものです。夏休み明けに、こんないろいろな経験をしてドラクエをクリアしたみたいな話題が溢れてくると面白いですね。いろいろな経験を積むことにより、その経験を医者・弁護士・アスリート・宇宙飛行士など本当の人生のロールに繋げていってほしいものです。

呼べる地球を作ってみた(音声認識によるGoogle Earthコントロール)

2007 年 12 月 10 日 コメント 12 件

地球儀は、教育的にもインテリアとしてもとても素晴らしいだと思っています。実際私も小さいころよく眺めていましたし、星レベルとしての見るというスケール感と、さまざまな地形、そして多くの国などを教えてくれました。一方でGoogle Earthをはじめとするディジタル地球儀のようなものが一般的になってきています。ただの印刷物だった地球の表面から、衛星の写真とダイナミックなインターネットのコンテンツを連動させたGoogle Earthはいわば地球儀の進化系と言えます。Google Earthに限らず、”触れる地球”など多くのディジタル地球儀が存在するわけですが、今回は、”呼べる地球”を作ってみました。種明かしをすれば、Google Earthを音声認識で制御してキーワードに関する地点に移動するというものです。とりあえず、動作中の映像を撮ってみました。


(音声による解説付き)

同じようなコンセプトはいくらでもあるかと思いますが、今回ちょいとプログラムを書いて作ってみました。上の映像にもあるように、今はテレビにパソコンがつなげる時代ですので、大型テレビなどを使って何か地理の授業でも役立てばいいなぁとは思っています。

今回開発したソフトは雑な作りですが公開しますので、興味があれば使ってみてください。あ、ウェブカメラ付属のものでも十分ですがマイクが必要です。

使い方

1)Google Earthのインストール(最新版をお試しください。現時点で、4.2.0198.2451(beta)で確かめました。

** 以下の2)ですが、コントロールパネルで”音声認識”があり、”Microsoft Japanese v6.1 Recognizer”がインストールされていれば2)をインストールする必要はないかもしれません。

2)音声認識エンジンのインストール(2つ) : Download details: Speech Software Development Kit 5.1
2.1)SpeechSDK51.exe : 認識エンジン本体
2.2)SpeechSDK51LangPack.exe :日本語認識言語パック
2.3)スタート>コントロールパネル>音声認識にて、Microsoft Japanese Recognizer v5.1を選択する(英語で認識させたい場合は、Microsoft English Recognizer v5.1)
3)開発したソフトウェアのダウンロード(バグがあるかも。あったらすみません)
 “呼べる地球”ダウンロード(Beta 1.0)
4)3でダウンロードしたソフトを起動(ここでGoogle Earthは事前に立ち上げないでください。通信をするためには、このソフトからGoogle Earthを起動する必要があります。)
5)とりあえず”アメリカ”などで検索をし、Google Earthが立ち上がり、Google Earthと連動するか確かめる。ここで1回目の検索は必ず失敗します。Google Earthの起動を伴うための問題です。もう一度検索してもらえば動くはずです)
6)音声認識にチェックボックスをいれて、マイクで地名を”呼ぶ”(事前にマイクの調整などはおこなっておいてください)

* 開発したソフトが起動しない場合はご連絡ください。
* ソースコードがほしい方は連絡してください。追記:すみません。昔の記事でコードがどっかいっちゃいました。

***

ここから技術情報です。同等のアプリを作りたい人は参考にしてください。要点を箇条書きにします。

・Google Earthとの連動は、Google Earth COM APIを用いる。earth.idlが公開されているので、VC++でも.NETでも、Javaでも自由に呼び出せる。その中のISearchControllerGEを用いている。ほかにもカメラコントロールなどいろいろインターフェイスはあります。
・文字認識は、上記でダウンロードしているMicrosoft Software Development Kit 5.1を用いている。しかし古いもので、VC++Ver6.0までしかコンパイルが通らない。それ以降は.NETのものがあるようだ。.NETでも音声認識およびCOM通信が容易なので.NETで作ればよかったんですけどね。